東光建設 コンセプトビジュアル&メッセージ


廃棄物収集でまちの重要なインフラを支える東光建設さん。
持続可能で快適な環境づくりを社員が誇りを持って「考える」ことをメッセージとして表現しました。
名刺では社員の皆さん一人ひとりが「Think Green」メッセージを書いてくださいました。
ほかにも看板などの広告媒体に展開しています。余談ですが、東光建設の小山専務と仲は小学時代の同級生。
そんな縁から生まれたプロジェクトです。

東村山文化財ウォーク2018

東村山文化財ウォーク2018ポスター
東村山観光振興連絡会が主催、観光ボランティアガイドさんが中心になって企画された、見て聞いて歩いて東村山の魅力を学ぶまち歩きイベント。前年に続きポスターデザインを担当させていただきました。

「あん」がこのまちに残したもの


ハンセン病療養所の全生園のある東村山は、映画「あん」のロケ地です。主演の永瀬正敏さんをはじめとした出演者やスタッフの皆さんも東村山に暮らしながら撮影が行われ、スタッフルームや食事を提供するなど、撮影を全力で支えた市民の有志の方たちとの交流も育まれていきました。映画「あん」は、世界各国で大きな反響を呼び、「ロケ地を訪ねて東村山に来てくれた人をおもてなしできるような地図がほしい」と実行委員会が立ち上がりました。
河瀨直美監督、原作者のドリアン助川さん、美術の部谷京子さん、映画スタッフやキャストの皆さんが、ひとつの作品を作り上げていく真摯な姿、それを無我夢中で支えたまちの人たち。どちらも真剣に向き合って生まれた絆があったからこそ実現した冊子です。タイトルを単なる「ロケ地マップ」とせず、「メモリアルマップ」としたのはそんな理由からでした。映画の世界と、自分が暮らす馴染みのまちと、全生園の歴史、その森に暮らす人々の想い。取材を重ねるごとに現実と作品の世界が入り混じり、深く深く、沈んでいくように制作にのめり込む特別な時間を過ごしました。
映画が完成して数年が経ちますが、今も原作者のドリアンさんや映画の関係者の皆さんと、実行委員長”みっちゃん”たちとの交流は続き、映画完成後にみっちゃんが営むことになった全生園のお食事処「なごみ」にはたくさんの人が訪れています。

発行:あんのまち東村山実行委員会
協力:多磨全生園入所者自治会
制作:合同会社ハチコク社
配布日:2016年3月
予価:無料
クリエイティブディレクション:仲幸蔵
アートディレクション:福田忍
アートワーク(特別版表紙):西村暁子(paperwork golaa::gotaa)
撮影(特別版表紙):友利千里
地図造形:原健一郎
テキスト:薄井政美
翻訳:渡邊 英子、西岡ふじこ、佐藤夕姫
校正:齋藤つむぎ、小山武士
特別寄稿:ドリアン助川